2007年11月24日土曜日

卵の番人

昨日この映画をビデオで見ました。いくつも賞をもらっている作品で確かに味わいのある映画でした。
年取った男兄弟の日常生活がちょっとぼけも入りつつほのぼのとした感じですすみます。兄がトイレで拭こうかなって思うと決まって弟が扉を開けるシーンはどこかアキ・カウリスマキの映画を思い出してしまいました。弟が扉を開けて兄は紙をさっと前に持ってきて折りたたんだりしてごまがしているんですがそのシーンが何度か出てきて頭にこびりついてしまいました。
その後兄のいい年をした目をキョロキョロさせた子供が来てその子は卵が趣味で触ったり時々奇声を発したりするんです。

その子の登場はいったいこの物語の何だったのか最後まで分からなくてラストはその子を残して兄弟二人が車で去って行くというものでした。どこか八月の鯨を思い出させたりもしました。
まぁほのぼのとした映画なので良かったと思います。日常の喧噪を離れたいひとは一見の価値ありだと思います。

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