2007年11月23日金曜日

休日の過ごし方

私はほとんど休みの日は映画を見に行っている。3本800円と言う破格の値段で見れる映画館がある。
しかしそこは場末の映画館みたいな雰囲気で、地下ではポルノも上映している。ポルノを見るって年でもないのでもっぱら上で洋画鑑賞である。もちろん見たい映画ばかりでなく箸にも棒にもかからない映画もあるからその時には爆睡している。
映画館の座席はある意味寝るためには最適とは言わないが悪くはないのだ。

行儀悪いが前の座席に膝をもたれさせて身を沈めて目を閉じればセリフは雑音に変わりいつしか眠りの世界へと誘ってくれる。
そして1日を過ごして家に帰る。映画はだいたい土曜日に見る。翌日が仕事だとそればっかりが頭にこびりついてゆっくり出来ない気がするからだ。実際いつも見ている日曜日の定番アニメが始まると気分が最高に落ち込む。また明日から仕事だと言う気持ちがわき上がってくる。

中年になって私は夜寝る前に飲み物をなるべくとらないようにしている。私の就寝は9時で夜中におしっこで目が覚めると最悪なのだ。
何故かというといったん起きると眠れなくなるのだ。私は明日または今日の仕事のことを考えて仕方なくテレビのスイッチを入れ映画があればそれをぼーっと見ている。でもストーリーは霧の果てである。
それは私にとってはとても嫌な時間だ。後10年で爺さんである。これは確実に近づいている。

爺さんになるともっと悲惨な目で見られるのだ。そうなったら生きることに耐えられるのか分からない。
そんな未来のことを考えている今日この頃である。

ホームレスって

私がぷー太郎を長いことやっていたときどこかに救いを求めてホームレスのいる場所に行った。
何が救いなんだって思うかもしれないけど、自分より底辺にいる人を見てあーまだ自分はましだと思いたかったのかも知れない。
だから自分が救われる訳でもないのに私は暇なときにはいつも5時過ぎになると動物園前ゲートに足を運んだ。
夏場は大勢いる彼等の姿も冬になるとめっきり減って中にはテント持参なんて人もいる。寝袋は冬場は絶対いると思う。
しかしテントも寝袋も買えない人々はどうすればいいのか。ある日その近くの職を紹介していない安定所に行った。

そこも実はホームレスの集まりで昔景気が良かった頃は日雇いが集まっていただろう場所だが今では職にあぶれた人々が集まる場所で
そこの人々は夜の6時になるとシェルターと言う場所に入るために並んでいる。そうやって過ごさないと死んじゃうかも知れないからだ。

でも昔はシェルターなんてなかったと思う。僕は一端のホームレスを気取って300円の弁当を食べたり、炊き出しに参加したりしたこともある。でも炊き出しは彼等の食いぶちを減らすことになるので今思えばいけないことをしたと反省している。

私は今ある大きな職場で働いている。でもパートである。しかし仕事があるだけでもまだましだと思っている。
そこの職場にいる限りは何とか食べていけるし社会保険だってあるわけだし。でもだからって将来が約束されたというわけではないのかもしれないけど。50だから嫌な目で見られつつもやっぱりしがみついている。そうしなければ生きていけないからだ。
人生っていったい何だろうか。何で若い奴らは人のことを汚物でも見るような目でみるんだろうか。
俺だって好きでここにいる訳じゃない。

生きるって泥沼だ。産まれてきたことを呪ったことも何度もある。良いこともあるさって言うのは単なる気休めでしかない。
若い人たちは体力も気力もやる気もある。でも我々中年に何が残されているのだろうか。
ただ毎日仕事に行って日々を何とか送る事しかないのだ。別に若い奴らを羨ましがっているわけではない。
淡々と生きていきたいだけなのに周りがそうはさせるかと身構えている。

私はただ毎日息を殺しながら生きている。

中年の恐怖

若い頃は中年を見たらぞっと来ていた。でも自分が中年になって仕事をしていると若い者たちの目が突き刺さることがある。
それでも我慢して私は日々仕事に行っている。でも最近になって辞めたい病が再発している。もしかしたら派遣でもなんでもいいじゃん。
仕事はあるってと楽天的に考えようと思っているんだけど実際はないと思う。それは分かっている。
先日も派遣会社に登録しに行ってきた。しかし50の声を聞いて仕事なんかあるはずがないのだ。

僕は考えると今の仕事を受け身でやってきた。言われたことをすると言う感覚でやってきた。
でももしかしたらそれじゃいけないのじゃないかって思い始めて先手を打って仕事をすることにしたらどうかと思った。
今の職場でははっきり言って落ちこぼれだからまぁ焦ることもないわけで。一心不乱に働く気持ちはないけど、適当にスマートに仕事をこなせればいいかなぁって思う。出来るわけないじゃんって言われそうだけど出来そうにないことをやってみたいんだな。

僕はいつしか人生をどこかで捨てているけどそれはそれでいいと思っている。だってこんな人生どう考えてもつまらなすぎるわけだし。
このブログがぷつりと切れても何も変わらないわけで。所詮は中年の愚痴でしたで終わるわけだし。
今まで何も考えて来なかった自分が悪いんだけどもう取り返しはつかない。

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