教育テレビでやっていたので見ていた。以前は働き者だった妻がアルツハイマーになりそして旦那介護の日々を送る。
一瞬ではあるが昔の妻に戻る瞬間がある。その時の表情が本当に痛々しくてまたあのつらい現実に戻る前の一瞬の輝きだと思うと見ている方も本当につらくなった。その夫婦には子供はいないがもし子供がいたらどうお母さんの事をとらえるのだろうか。
現実としてそれを受け入れることって・・・。
自分の年取った母も5年前に脳梗塞にかかった。そして昔の母の面影は消えた。でも母は母として息子の娘の心の中には存在するのだからいつまでも長生きして欲しい気持ちは変わらない。でもそれはまだ母が私の事を覚えてくれているからだ。
その記憶がなくなったとき自分は耐えきれるか自信がない。でも人生とは奈落の果てに突き落とされても生きていかなければならないのだ。それが現実なのだ。それを放棄したとき人は死にとりつかれるのかも知れない。気持ちの弱いまじめな人の自殺を聞くといつもそう思う。
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- 浜ちゃん
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